2016年4月12日火曜日

班長紹介 下川真弘

こんにちは!

2015年に引き続き、2016年もきみっしょんを盛り上げることになりました、
「しもっち」こと下川真弘です。
北海道での学部生活を経て、1年前に宇宙科学研究所で研究を始めました。


知床峠にて、羅臼岳という活火山を観察している図。片手で双眼鏡を持っていますが、普段は三脚に固定して天体観測をするためのもので、2kgあります。


【研究】
現在は、
東京大学大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻
の修士2年に所属しています。宇宙科学研究所では
太陽系科学研究系 惑星大気グループ 中村研究室
にいます。

学部では、隕石や鉱物、”はやぶさ”が持ち帰った試料などの同位体分析をするために用いられる「同位体顕微鏡」を宇宙地球化学以外の分野(生命科学やテクノロジーなど)に応用するための分析手法の開発を卒業研究として行ってきました。

学部4年に通っていた北海道大学創成科学研究棟。充実した設備なのですが、キャンパスの最北にあるため正門から歩いて30分以上かかります。


現在は研究内容を大きく変え、金星の特徴である濃硫酸の雲をテーマにシミュレーションを行っています。具体的には、硫酸の大気中での流れや凝結の有無、化学反応による生成と消滅を考慮して高度ごとに数密度を計算することで、雲の形成や広がりの様子を求めていきます。

©JAXA


金星というと、2015年12月7日に軌道投入に成功した金星探査機”あかつき”が記憶に新しいかと思います。
地球に似た惑星でありながら硫酸の雲や二酸化炭素が豊富な大気を持ち、さらに雲が超高速で回転している金星は未だに多くの部分が謎のままです。”あかつき”はこれら金星の雲の動きや構成物質、雷現象の有無など様々な大気現象を観測し、少しでも多くの謎を解き明かすべく活躍してくれています。
自分は惑星探査ミッションである”あかつき”プロジェクトに惹かれてこの宇宙科学研究所を選んだのですが、軌道投入の成功で「日本の探査ミッションは”はやぶさ”シリーズだけじゃない!」ということが世に広まってくれたのがとても嬉しいですね。


【きみっしょん】
今回のきみっしょんではASTRO班の「班長」として、当日に高校生の皆さんと密接に関わり、ミッション作成のサポートをしていく予定です。
とはいえ主役は当然ながら高校生ですので、我々はどうやって作るのかを示すに過ぎません。
自らの手で作り上げたミッションにこそ、5日間の達成感が詰まっていることでしょう。

きみっしょんを通して、皆さんは宇宙開発に関して興味を持ち、可能性を広げていって欲しいですが、是非それだけでなく、このきみっしょんをきっかけとして宇宙以外の分野に関してもアンテナを張り巡らせ、自身のビジョンを少しでも大きく広げていって貰えればなと思います。
新たな学問知識を手に入れたときの純粋な面白さを感じられれば、人生そのものも楽しくなっていきますよ。



それでは当日、相模原で!


ASTRO班班長 しもっち