2016年4月5日火曜日

事務局紹介 金澤孝昭

きみっしょん2016ブログをご覧いただきありがとうございます.
第15回きみっしょんの事務局長を務めます「」こと金澤です.


【自己紹介】
私は首都大学東京大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士課程2年の学生をやってます.
学部4年生から大学を飛び出して(授業はちゃんと受けてますよ),宇宙研の佐藤研究室(http://www.isas.jaxa.jp/home/sato-lab/index.html)でお世話になっています.
趣味はスキー☃です.最近はスキー場周辺にある♨温泉♨に行くのも好きです.
冬以外は基本インドアで,本を読んだり,映画を観たり.
あとかぎ針編みも始めてみたんですが,結局1年以上放置してます.

【研究】
私は宇宙研で「超塑性変形中の微視組織変化」について研究しています.
分野としては「材料工学」に分類されます.
何が何やらですね.
まず「超塑性」ってなんやねんと.
「超塑性」について詳しく話すと,この記事読んでる間に寝てしまうので「室温変形じゃちょっとしか伸びない金属が,ゆっくり高温変形させることでめっちゃ伸びる現象」と憶えてください.(ちなみに高温とは融点の半分以上の温度です.よく指先を焼いてます.)
特殊な処理を施したチタン合金の超塑性変形後の試験片.なんと,90倍以上伸びるんです.
J. Nakahigashi et al.(2006)

この現象は衛星や探査機の燃料タンクを作るのに使われています.燃料タンクは一般的に変形しづらいチタン合金でできてるんですが,超塑性を上手く利用することで半球状に風船のように変形させることができるんです.
一見,宇宙に関係無さそうな「材料工学」も宇宙ミッションに欠かせない学問なんですよ.
宇宙研では昔から,小惑星探査機「はやぶさ」(左図)をはじめとする衛星,探査機の燃料タンク(右図)の作成に超塑性を利用しています.
E. Sato et al.(2007)

じゃあ「超塑性」と「微視組織変化」って何の関係があんねんと.
「微視組織」って言うのは,材料を構成する結晶粒の集まりです.結晶粒ってのは面心立方格子とか体心立方格子とか最密六方格子とかの集まりです.(結晶構造って高校で習うんですかね?私は高専生だったので2年の時には習ったのですが・・・)
材料や変形速度,変形温度の違いによって超塑性変形後の微視組織が違うんですよ.
この微視組織の違いが何故生じるのか,超塑性にとって良い現象なのか悪い現象なのか,そもそも超塑性変形って何故生じるのか,そんなことを電子顕微鏡とにらめっこしながら研究しています.

【きみっしょんへ向けて】
広報係の一般スタッフから事務局長へジョブチェンジいたしました.(まぁ今でも広報チーフに顎で使われてるんですがね・・・)
事務局って班に組み込まれないので,参加者と直接関われなくてちょっと残念ですがね・・・
そんな事務局のお仕事は,きみっしょんへ向けて「参加者にこういう経験をしてほしいなぁ」とか,「きみっしょんが終わるころにはこうなっててほしいなぁ」とか,院生スタッフと議論し,きみっしょんに参加した皆様に「きみっしょん参加して良かった!」と言ってもらえるきみっしょんを企画し,運営することです.
そのためにも日々,スタッフの皆様と準備を進めています.
きみっしょん当日は,裏方なのでフラフラしているかもしれませんが,その時はお気軽に声をかけてください(フラフラしてたら他のスタッフに怒られそうですが・・・)

さて,募集要項,課題作文(http://www.isas.jaxa.jp/kimission/entry2016/index.shtml)が提示されましたが,皆さん進捗はいかがですか?
まだ考え始めたばっかりといったところでしょうか?
「きみっしょんって理系じゃないとダメなんでしょ?」って思ってる人!そんなことありません!
理系科目が得意とか苦手とか,そんなことよりも,ちょっとでも「宇宙」に興味があれば良いんです!
まずは挑戦することが大事です!
応募締切は05/23(月)必着!例年より少し早いので注意してください!

大学院生としての助言ですが,課題は後回しにせず,早め早めに行動しましょう(今まで何度レポートを後回しにして後悔したことか・・・)
それでは,皆さんの応募をお待ちしております!

事務局長 若( Ŏ_Ŏ)