2016年7月19日火曜日

スタッフ紹介 大津恭平

はじめまして!きょんこと大津恭平です。
スタッフとしてきみっしょんに関わってから早6年目!
毎年キラキラ目を輝かせてくる高校生に負けじと目を輝かせて皆さんを待っています。
今年はどんな出会いがあるのか、楽しみです。

2014年の宇宙博にて展示された研究室開発のローバMicro-6Aと

所属

東京大学 工学系研究科 電気系工学専攻というところに所属しています。
電気が流れているものは全部研究対象だということで、目に見えないほど小さいものからゴロゴロドッカーンとなるものまで広く研究しています。

僕が研究しているのは目に見えないほど遠くで活動するロボット、
宇宙分野では惑星探査ローバと呼ばれているものです。

(参考) JAXA 宇宙科学研究所 久保田研究室
東京大学・総合研究大学院大学・中央大学・早稲田大学など色々な大学から学生が集まって研究しています。興味のある方は是非ご連絡を!


研究

さて研究、の話に入る前に。

僕はひとり旅が好きで、時間があればよく出かけています。
旅のいいところは普段見れないすごく綺麗な光景に出会えることです。
ひとり旅だと時間がゆっくりあるので、気に入った場所があればそこに陣取って、
本を読んだり、ただぼんやり物思いに耽ったり・・。

綺麗な光景を見るためにどこへでも行きたい僕ですが、残念ながら限界があります。
アルゼンチンのイグアスの滝に行きたいですが、長期間生活を離れるお金と時間がない。
大西洋に沈む沈没船を見に行きたいですが、水に長時間潜る勇気がない (水は苦手なのです…)
月面から地球を眺めてみたいですが、宇宙に行くのは怖い。

ならどうするか。
自分の代わりに行ってきてくれるものを作ればいいんです。

というわけで、僕は自分の代わりに宇宙を旅してきてくれるロボットを作っています。
どうせ作るのなら自分の思うがままに動かしたいですよね。
その岩を避けて、その穴を飛び越えて、丘を駆け登って周囲のパノラマ画像を撮る。
一見簡単そうでロボットにとっては難しい、そんな作業を実現するための人工知能(AI)の技術を日々開発しています。

伊豆大島での実験にて


今の技術で火星ローバが1日かけて走る距離は、皆さんが地球で1分もあれば移動できる程度でしかありません。
それを2分、3分と延ばし、いつか他の惑星の絶景スポット巡りをすることが僕の密かな目標です。


きみっしょんに向けて

本番まであと数週間。
新しい宇宙好きの仲間との出会いにワクワクする反面、うまく打ち解けられるか、ちゃんとミッションができるかなどど、不安も同時に抱えていることかと思います。

最初はうまくいかなくても大丈夫です。
焦ることなくコツコツと自分のできることを続けることが重要です。
火星ローバOpportunityも1分の距離11年間積み重ねることで42.195km走り切りました。
皆さんが描くゴールがどこかはわかりませんが、堂々とフィニッシュテープが切れるよう
きみっしょんから始まる最初の一歩を院生一同全力でサポートしたいと思います。

楽しい一週間にしましょう!

きょん
火星ローバの生まれ故郷・ジェット推進研究所で開かれた
Opportunityローバの火星マラソン走破記念イベント (2015年4月, 著者撮影)